もうすぐGWですね。お休みを利用して旅行やレジャーに出かける方も多いのではないでしょうか。
この時期は湿度が低く、風があるのでそれほど暑さは気にならず、とても過ごしやすいですね。
でも、実はこの爽やかな風が、肌のコンディションを狂わせる原因となってしまいます。
風が肌に触れると心地良く感じられますが、水分を蒸発させ肌の潤いは奪われています…。
ゴールデンウィークは、ピクニックやBBQなど、野外で身体を動かすことも多いですよね。皮脂の分泌が活発になり、肌がベタつきやすくなったところに、強い風でホコリや花粉が吹きつけられ、肌荒れを引き起こす引き金となります。
この時期、必要なお手入れは保湿ケアはもちろん、肌を清潔に保つための丁寧な洗顔と、紫外線対策です。
ベタベタ肌
皮脂は時間とともに酸化し、それが肌アレやニキビの原因に繋がることもあります。
丁寧なクレンジングと洗顔で皮脂やまとわりついた汚れを落としましょう。
肌が唯一出来ない事は「洗浄」です。肌は自ら水分や油分を出す事ができても、肌に付いた汚れは落とす事が出来ません。
肌力を上げるためにも、まずは綺麗に落とす事が大切です。
やってはいけないクレンジング・洗顔
シャワーで洗顔
シャワーを浴びるついでに洗顔をすると、どうしても、お湯の温度が高くなってしまいます。またシャワーの水圧は強すぎて、大切な潤い(セラミド)まで洗い流してしまいます。
シートクレンジング
疲れていると、スキンケアは簡単に済ませたいと思ってしまいます。シート状のクレンジングは、お手軽ではありますが、油分でメイクを浮かせるというプロセスを省略して、界面活性剤の洗浄力だけで落とすので、肌へのダメージは大きくなります。
ピーリング
ベタベタしたお肌をすっきりさせたくて、ピーリング洗顔やクレンジングをするのは危険です。紫外線を浴び、汗でふやけた肌は、いつも以上にデリケートな状態になっています。角質を擦り落とすケアは避けましょう。
疲れて帰ったら、スキンケアは簡単に済ませたいものです。でも、洗顔だけは手抜きは禁物です。クレンジングによって、壊されたバリア機能が回復する為には、数日〜1週間以上かかります。そのあとにつける、化粧水や乳液で簡単に取り戻す事は出来ません。洗顔後の保湿ケアは、手を抜いたとしても、洗顔だけは頑張りたいところです。
5月の紫外線は危険!
5月の紫外線は危険
外で過ごす時間が多いゴールデンウィークだからこそ、気をつけたいのが紫外線です。5月の紫外線UVA(シワやたるみの原因となる紫外線)はなんと7.8月と同じレベルか、それ以上です。例え曇り空でも、UVAは容赦なく降り注いでいます。後で後悔しないように、きちんとUVケアしましょう。
日焼け止めの成分
日焼け止めは、紫外線防止には欠かせないアイテムですが、お肌にとって刺激になる事もまた事実です。
日焼け止めの成分表示をみると
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
・t-ブチルメトキシジベンソイルメタン
・2―ヒドロキシ―4―メトキシベンゾフェノン
etc…
どれも呪文のように長い成分名です。それだけ構造が複雑という事です。
この長い名前の成分は、体の中にはほとんど存在しないものです。ですので、お肌につけた時、かぶれなど拒否反応を起こす方も少なくありません。
日焼け止めを塗る前が大切!
日焼け止めを塗る前には、しっかり保湿して、日焼け止めによる乾燥や刺激から守るお手入れが大切です。
手のひらにオイルを1滴落とし手を合わせて温めてから、日焼け止めを手にとり、お顔に塗布します。
こうする事で、手のひらのオイルが日焼け止めと混ざり合い、保湿効果が高まります。オイルの油分が加わる事で、日焼け止めを伸ばす際の摩擦も軽減出来ます。
この時に使うオイルは、日中使っても油焼けしないオイルを選ぶ事はもちろん、天然の紫外線防止効果のあるものを選ぶと良いでしょう。
・ラズベリーシードオイル
・キャロットシードオイル
・スイートアーモンドオイル
・ココナッツオイル
・ホホバオイル
・アルガンオイル…etc
上記のオイルには紫外線防止効果が期待できますが、天然のオイルのみでは紫外線をカットする力が弱いので、必ず日焼け止めと併用して下さい。
5月は「5月病」と言われるほど、新年度の環境に対してのストレスや疲れが出る季節です。ゴールデンウィークで、一旦休むことで、溜まった疲れが一度に出てしまうこともあります。
これは、身体だけではなく、お肌にも言えることです。
意識して、リラックスできる時間を持つことも大切ですね。