ボトックスは本当にシワを消せるのか

ここ数年で、美容整形がとても身近なものになったように思います。
『プチ整形』はメスを使わない施術で価格も安く、芸能人じゃなくてもお手軽に受けられる時代になりました。
そのなかで特に有名なのがボトックス注射です。

ボトックス注射とは

ボツリヌス菌毒素から抽出した成分を注射し、筋肉を麻痺させてシワが作れなくなる状態にするのがボトックス注射です。
アセチルコリンという筋肉を動かす為に必要な神経伝達物質の放出を弱めるので、シワをとると言うより、一過性の筋肉麻痺を生じさせ、表情シワを出来づらくするという治療になります。

わたしはドクターではないので、ボツリヌス菌が危ない物なのか、安全なものなのかはわかりません。副作用があるのか、ないのかもわかりません。
ただ、ボトックスが副作用もなくすごく安全だとして、そもそも筋肉を麻痺させて動きを止めるということ自体は、肌どんな影響を与えるのでしょうか。

表情筋は、常に鍛えるもの

わたしが、以前行った小顔矯正のサロンに張り紙がありました。
『ボトックスを3ヶ月以内にしてる方はお断りしています。』

小顔矯正の先生いわく、
『筋肉の動きを止めることにより筋肉はますます弱まります。もっと持ち上げる力がなくなり、タルミにつながります。一箇所を止めたらそのヨレは今度は違うところにでてくるので、無理矢理とめてもダメなんですよ。』
とのこと。

よくよく考えてみれば、当たり前のことですよね。
顔の筋肉は全部繋がっています。
どこかを止めてしまえば他の筋肉に影響がでてきます。筋肉を動かさず怠けさせるより鍛える事の方が大切。

スキンケアは常に予防の繰り返しです。
虫歯ができないように毎日歯磨きをするように。
シワができないように、シミができないように。
毎日お手入れするから意味があるんです。できてしまったシワやシミをパッと手軽に消すことなんてできません。もし仮に消せたしても、それは肌にとてつもないダメージを与えてごまかしているに過ぎません。

いくらボトックスでシワを抑えても、3カ月後にボトックスが切れてくれば、またシワは現れます。現われるたびに注射を繰り返し、他の部分にヨレがでてきたらまたその箇所にも追加して注射。
どちらも結局同じだと思います。

出来ないように予防するか。出来たから目立たないようにするか。
ボトックス注射を否定するわけではありません。
ですが、私個人としては、これから出来るシワやシミができないようにお手入れする事がなにより大切だと思っています。

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